草木染で絹を染める


■ 綿 ■ 麻 ■ レーヨン ■ 絹 ■ 羊毛

草木染について
特徴
  • 身近にある素材(自生している植物、食料品、染料店で購入できる素材など)で染めます。
  • 色数が限られている。混色をしないと、様々な色合いを表現できない。
  • 一般的に、同色で均一に全体を染める染色方法です。
  • 市販の衣類に比べて、色アセ、変色がしやすい植物が多いです。なお、完全に防ぐ方法はございません。
    色が変色したり、退色したりしても、再び染め直して、自分の色へ育てていく楽しみがあります。

染色手順
  1. 植物を煮て、色素の抽出をします。
  2. 抽出した色素の中に染める素材をいれて、沸騰状態で染めます。
  3. 染色後に、水洗いをします。媒染をして、水洗いをして完成になります。
    媒染の作業は、染色の前に行う場合もございます。

紅花、花びら染め、藍染、柿渋染め、紫根染めは、上記の染色手順別になります。なお、染色手順のページは準備中です。

染色の前に行なう処理

薬品名 役割
針状石鹸ソーダ灰 糸または布の油や糊等の汚れや不純物を取り除く。

使用する道具
名称 用途
必ず必要な道具 コンロ お湯で処理する必要があるため
鍋・ボウル・寸胴など 火にかけられる容器で、染める素材がゆったり浸かるぐらいの容器を準備します。
ガラス棒・菜ばし・トングなど ムラ処理防止のため時々染める素材を動かす必要があります。
小さめの容器 粉末の薬品を溶かすため
量り 使用する助剤の量を計量するのに使用します。家庭用の量りでかまいません。
あると便利な道具 手袋、泡だて器、 ステンレス染色平カギ
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染色

薬品名/染料名 役割

植物染料(天然染料)

色素

使用する道具
名称 用途
必ず必要な道具 コンロ 沸騰状態で染める必要があるため
鍋・ボウル・寸胴など 火にかけられる容器で、染める素材がゆったり浸かるぐらいの容器を準備します。 ステンレス、ホウロウ製を準備します。鉄・アルミ製の容器は媒染剤の効果があります。
ガラス棒・菜ばし・トングなど ムラ染め防止のため時々染める素材を動かす必要があります。
小さめの容器 染料、粉末の助剤を溶かすため
ざる。 抽出した、植物色素と植物染料をわけるため。
量り 使用する染料を量ります。家庭用の量りでかまいません。
精度の高いタイプは、取り扱っております。
あると便利な道具 手袋、泡だて器、 ステンレス染色平カギ温度計
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媒染剤の処理

薬品名/染料名 役割
焼明バン
酢酸アルミニウム
スズ酸ナトリウム
クロムミョウバン
木酢酸鉄液など。
アルミ媒染
アルミ媒染
スズ媒染
クロムミョウバン
鉄媒染
媒染剤
(吸収した色素の固着率、耐光などの染色堅牢度を向上させる。一部の媒染剤は色を変化させる。)
一般に媒染剤は上記薬品のいづれか一つを使用します。
染色する前に媒染をする場合もあります。
ネオポールB-300 使用しなくても問題はありません。
未定着の媒染剤、色素を落として色合いをより鮮明にします。
製品として扱われる場合には処理される時は、お勧めします。

使用する道具
名称 用途
必ず必要な道具 鍋・ボウル・寸胴など 耐熱性の容器で、染める素材がゆったり浸かるぐらいの容器を準備します。
ガラス棒・菜ばし・トングなど ムラ処理防止のため時々染める素材を動かす必要があります。
小さめの容器 染料、粉末の助剤を溶かすため
ざる。 木酢酸鉄液は、水に不溶性の物質があります。そのため、こしながら入れます。
量り 使用する助剤の量を計量します。家庭用の量りでかまいません。
あると便利な道具 手袋、泡だて器、 ステンレス染色平カギ
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